後輩 |
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| 学生時代の後輩が亡くなった。
後輩達から、奥さんからのメールがまわりまわって届いた。
私の弟と同じ日、10月8日に入院。 1昨日亡くなったそうだ。
奥さんとは面識がないけど、お悔やみの電報を打つ。
私より、3年下の、小川君 「僕、コクラアイスが好きなんだ!」 と言うので、 「え~!コクラじゃなくて、オグラだよ!」 「だって、『小』は『コ』だよ」 「自分の名前だって、『小』を、『オ』って読んでいるのに!じゃあ、これから『コガワクン』って呼ぶね」
彼が入ってきた年の夏、知床方面のパーティーが3つも出来、リーダーの3年生から、 「beryoskaさん女子大の女の子も入っているから、いっしょにいってくれない?」 と、頼まれ、4年にもかかわらず参加した。
羅臼平に、5泊ほどのんびりテン張り、羅臼岳まで、2,3回。 写真を引っ張り出してみたら、小川君と、羅臼岳山頂でピースサインの写真が出てきた。19歳の小川君だ!! 硫黄岳までは1日がかりで、縦走した。 連日天気がものすごくよく、チャチャヌプリが綺麗に見えた。海から朝日が昇り、夕日も海に沈んでいった。 たぶん、今までの生涯、最高のロケーションだった。
1年生3人組は、「馬鹿ちょントリオ」と、私が名づけるほど、はしゃいでいたが、いつか、小川君が 「僕、1年浪人したから、後期から、授業料3倍なんだよね。親不孝しちゃったなぁ」 なんて、ぼやいていたのを思い出す。 丁度、授業料値上げ法案がとおった年で、変則的に、その年の1年生は、前期は今までどおり、6000円が後期は18000円になった。 本音をいうと、我々も、大学院の授業料が3倍になってしまい、恐る恐る親に大学院に行きたいといったら、けんもほろろに断られ、今のパートナーと結婚したと言う、苦い(?)思い出が私にもある。
このところ、私の周りは、悲しいことばかり!
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Sunday, 21, Jan 11:48 | トラックバック(0) | コメント(2) | 山 | 管理
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