beryoskaの週間日記
 
鹿児島から群馬に・・今はニカラグアにいます。投稿できませんので、ホームページのBBSにお願いします。
 



南アルプス

ねたがないので、南アルプスに出かけた先輩からの便り:


暇な私Hは、定年前の3ヵ月の休暇、山に登って過ごしています。
今回は、6日~10日で南アルプスの中央部(北岳~間ノ岳~塩見岳)に登ってきました。
年寄の相手にしてくれる人達(妻も含む)が居ないので単独行。自分だけの都合ですから、計画も簡単です。
6日深夜、白馬行きの鈍行「ムーンライト信州号」で甲府駅へ。
7日甲府駅前バス停のベンチで仮眠、朝4時のバスで夜叉神峠を越えて広河原へ。
雪渓が残る樺沢左俣コースを避けて右俣の急傾斜を這い登り、昼過ぎには北岳肩ノ小屋に到着
北岳頂上はガスに被われているので、今日はここまでと決めてビールで乾杯。
8日北岳から間ノ岳を通り昼前に熊の平小屋へ。この先は長すぎるので、昼飯を食べながらビール。
9日塩見岳から日本で一番高い三伏峠へ。小屋到着30分前に雷雨に打たれるが何とか到着。
夕方まで断続的に雷雨が続く中、残飯整理を兼ねて自炊棟に泊まるが、当然ビールは購入。
10日鳥倉登山口へ下る。1日2本だけの小型バスに乗り、狭い林道を下り中央道松川インターから
高速バスに乗り換えて新宿へ。サービスエリアではビールを売っていないのでお茶で我慢。
夕立を除けば、天候に恵まれ、富士山、南アルプス、中央アルプス、槍・穂高岳、乗鞍岳、木曽御岳、
八ヶ岳の眺望を楽しみ、また夜中に用足しに出た時の仰ぎ見る満天の星空、天の川を実感しました。

俗に言う百名山の三山ですからどこに行っても登山客だらけで(自分もその一人)で、特に小さな山小屋の
塩見小屋は予約無しで泊まると、仮設テント小屋6畳に15人で寝る混雑だそうです。
予約無しで今回泊まった北岳肩の小屋、熊の平小屋、三伏峠小屋も原則幅45㎝の寝場所ですが、
そこまでは混んではおらず、窮屈な思いはしませんでした。
ちなみに缶ビールの値段、500mlで北岳肩の小屋700円、熊の平小屋と三伏峠小屋800円です。



今回の山行で会った印象的な3名です。この人達に比べれば私は平凡な山登りです。

熊の平小屋で会った東京の61歳の小父さん。南アルプスマニアと言うか多少オタクかも知れませんが、
南アルプス主稜線の完全踏破を目指し、最後に残った長大な仙塩尾根を歩いていました。
馬の背ヒュッテ(泊)~仙丈岳~熊の平小屋(泊)~塩見岳~三伏峠小屋~鳥倉登山口のコース、
普通の人ならば23時間程度掛かるところ、2日間、それも鳥倉登山口の14時20分のバスに乗って
その日のうちに東京へ帰るそうで、熊の平小屋を早朝3時15分に出発して行きました。脱帽。

塩見岳で会った大垣市の77歳のご老人、70歳から山に登り始めて今回の塩見岳で77座目。
17歳の孫を荷物担ぎに引き連れて、2泊3日かけてゆっくりだがしっかりした足取りで完登。
下山口では居合わせた登山客から拍手で出迎えられた。この後、車を運転して大垣市まで帰るそうで敬服。

三伏峠小屋の自炊棟で会った20代の小柄な女性、一人で雷雨の中を大きな荷物を背負って上がって来、
ここからテント泊まりで5泊6日で南アルプス最南部の光岳まで縦走する計画で、そのファイトに感服。
光岳は登山道が限られ、主稜上を南下、また途中まで戻って下山と言うのが普通ですが、最近マイナーコースで
登られる人も増えてるようで、9日には光岳に向かう信濃俣林道で62歳の男性が滑落死しました。

暇なHより



Wednesday, 13, Aug 18:09 | トラックバック(0) | コメント(0) || 管理

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