ラーフル |
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| 最近、英語を話す機会があれば、どこにでも出掛ける私。
今夜は、「異文化交流会」という会に、行ってみた。
鹿屋体育大学の客員研究生ペルザー・ロバートさんが講師でオランダの紹介。
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| 第一回目の今日は、東インド会社の成り立ちやデ・リーフデ号が臼杵に着いて、家康から朱印状を貰って貿易が始まったこと。 家光の時代に鎖国になり、オランダだけが、交易を許されたこと…。
オランダから日本に伝えたものの一つにガラスがある。 と、ガラス職人の短編映画を見せて貰った。 初めは、クラリネットのように、ガラスを吹き、ピアノを弾くように仕上げていく。 カンヌ?映画祭で賞をとった作品だそうだ。
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| 最後に、日本語になっているオランダ語。 おてんばがオランダ語とは知らなかった。 アスベスト(石綿)も普通に使っていたけど、 ロバートさんに言わせると、 「ヨーロッパでは学術語がラテン語、日本では学術語がオランダ語」と言うことなので、化学の世界でもオランダ語が多いのかもしれない。 そういえば、キニーネも、“風と共に去りぬ”で、レッドがボニー(スカーレットとの子)が、指をしゃぶらないようキニーネを塗ったほうがよい・・・と言う、場面があったので、英語と思っていた。 日本で使われているランドセルは、オランダではもう死語だそうだ。面白い!!
私が聞く。 「オランダ語で黒板消しをなんと言いますか?」 「××××」 答えてくれたけど、私の期待とは違った。 「鹿児島では、ラーフルと言って、鹿児島でしか使われていないオランダ語と、聞いたんですが」 「ラーフル?オランダでは、使わない?!」
補助で来ていたオーストラリアの人も、「あ、僕も聞いたことある。鹿児島県でしか通じないって!」 他の、話を聞きに来ていた人たちは、 「え?ラーフルって、鹿児島弁なの?ラーフルじゃなかったら、なんて言うの?」
誰かが、携帯で調べて、 「オランダ語で布は?」 「STOF」 「いや、ぼろ布かな?RAFULというのがありますよ~!」
そ~か! 英語で言えばroughか ragになるんだろうね。 以前教えていた塾の子供たちや中学の子供たちとの会話がやっと、胸に落ちてきた。 ナン十年も私が、気持ちの上でつかえながら使ってきた言葉がやっと、納得!! 鹿児島に来て以来の疑問が解けた!
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Thursday, 28, Aug 22:53 | トラックバック(0) | コメント(0) | 語学 | 管理
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