beryoskaの週間日記
 
鹿児島から群馬に・・今はニカラグアにいます。投稿できませんので、ホームページのBBSにお願いします。
 



竹煮

先日採って来た竹を煮た。

今年は、現地で長さをそろえて来たので、長さをそろえる作業を省いて、二つ割から。
竹は、「うら先」から割る。
鹿児島では、「先折れ」とは言わずに「うら折れ」という。
「うら」とはどこから出てきた言葉なのだろうか??

以前は、丸のまま煮ていたこともあったが、丸のまま煮ると時間もかかる上、節を抜かないと中まで苛性ソーダが浸透しない。

かといって、四つ割にしたり節を落としたりすると、竹が丸まってしまう。
二つ割がちょうど良い。



私達の持っている釜は、2メートル40センチ程度。
別のグループは4メートルの釜を持っているところもあるらしいが、「まあこの程度でようごあんそ」ということになっている。

体積200リットル程度で、苛性ソーダ400グラム。
0.2%というところだろうか?
これより濃くすると竹の繊維が壊れてしまうという。

沸騰した液に竹を挿入して、約8分ほど。
昨年は、誰かがタイマーを持ってきたのだけど、残念ながら皆、耳が遠くて、音が聞こえるのは私だけ!!笑
結局今年は、私が腕時計で測って、皆に知らせた。



竹が煮あがった。
水俣のカゴ屋さんに「前もって切った青竹を夏ごろまで使う」という話をお聞きしたせいか、「全部煮んでよか。いくらかは青竹で残しもんそ」という意見が出て、全部は煮なかった。
一人頭、半割で15,6本。



軽トラで配達してもらう。

私は、煮た竹、半割15本、青竹丸10本を配達してもらった。
水俣のカゴ屋さんのサイトを見ていたら、青竹で作りたくなったからだが、皆に
「beryoskaちゃん、そんなに貰って帰ったら、一生懸命作らんとならんよ~」
そういえば、学力支援の仕事が終わったら、春休みには東京に行こうと思っていたのに・・・!どうしよう?!



Tuesday, 21, Feb 20:48 | トラックバック(0) | コメント(3) | 竹細工 | 管理

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コメント

竹細工

竹細工をするのに、竹を苛性ソーダで煮るとは知りませんでした。
こうするとうんと柔らかくなるのですか?
それにしても苛性ソーダの液は怖いですね。
目に入るとそれまでだし、手についてもすぐ洗わないとならないし。
熱い液は洗っても手遅れかなあ。


 by SAM | HP | Wednesday, 22, Feb 18:51

NaOH

そうですね。
液が、飛ばないようにそうっと竹を入れ、そうっと竹を出します。

仲間が皆年寄りになってしまったので、両方とも私の役目でした。

でも薄いですからね。それほど危険ではありません。(元化学系出身です)
苛性ソーダで煮ると、竹のあくが抜けて、変色もしませんし、腐ることもありません。
数年間使えるんですよ。
青竹だと、水俣のカゴ屋さん(プロ)も、夏くらいまでに使い切るそうです。

おまけに竹は、竹の子が出る頃から、成長する若竹に栄養を取られてしまいますし、夏のものは虫がつくので使えないのですよ!

一年中作るためには、大事な作業です。


 by 「山と花と篭のぺえじ」beryoska | HP | Wednesday, 22, Feb 19:35

煮竹について

今晩は 
音楽の楽器では、ケーンという西洋の葦(柔らかい竹の感じ)を割って削ってリードに使います。
しかし管理が難しく、寿命も長くありません。
普通の青竹を少し乾燥させ、使ってみましたが、堅く削りにくい、厚みなどをそろえるのが難しく無理をすると、直ぐ割れてしまいます。
それでもなんとか2つほど作って、1つだけ鳴らすことが出来ましたが、ケーンとは少し違う感じです。
ケーンは裏を線維が揃うまで削って、甲丸の部分で2.5mm端で2mm、巾は後ろが12mm、長さが68mm、前の部分は甲丸を後ろから37mmの所から削り1.2mm位に削り下げ、先端は13mm巾で、厚みは0.2mm位に仕上げてあり、削った縦中央は心持ち厚い目に仕上がっています。
煮竹ですとこのようなものもある程度楽に出来ますでしょうか?
それではよろしくお願い致します。
かしこ


 by 猫翁 | Mail | Tuesday, 23, Jul 00:07


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