島原大変 |
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| 以前独歩さんに教えていただいた本が、やっと入ったと、図書館から連絡があった。
昨秋、独歩さんに薦められ、九重大船を岳麓寺から登った時、途中に立派な、「入山公」のお墓があって、びっくりした。
このお殿様は、どうしてこんな山の中にお墓を作ったんだろう?
などと不思議がったら、独歩さんが、この本を教えてくださった。
文庫本なので、値段は安かったのだが、本屋さんには、注文しないと入らないようで置いてなかったので、図書館に頼んだ。 「なかなか入らないねえ、本屋さんで注文したほうがはやかったかしらねえ」 などと思っていたのだが、やっと手に取ることが出来た。
入山公は足が悪かったのに、「ひとうま」に乗って、大船登山を楽しんだらしい。 九重には他にも山はあるのに、大船だけに登りつづけたらしい。 この話の主人公は、山宿の若いお嫁さんだが、脇役の入山公は、不思議な人だ。 見た目が由比正雪にそっくりだという、入山公! 勉学は好きだったのだろうが、体は弱かったのだろう。 側室が皆大柄な女性とのこと。でも子供には恵まれたらしい。 作者:白石一郎の本をもっと読めば、またどこかで登場してくるかもしれない。
しかし、階級社会だから出来たのだろうが、好きな山に眠る望みがかなった入山公は、幸せな人!? 私も、常日頃、「私の灰は大雪のお鉢にまいてね」と、パートナーに言っているのだが、「俺のほうが、先に死ぬから無理だよ」という答えしか返ってこない。 世の中には、「美人薄命」という言葉があるのよ!!笑い
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Thursday, 16, Feb 08:18 | トラックバック(2) | コメント(0) | 今読んでる本 | 管理
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