定年後 |
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| 定年後は、シニアボランティアに・・・という計画だった。
それが、霧島市の会社からお誘いがあり、4,5年勤めて、スキルアップの準備を・・・と思っていたら、経営を代わって欲しいということになった。
先月社長宅にお伺いして、しばらく一緒に働き様子を見て・・・ということで、話が決まったと思っていた。
ところが、私が上海に行っているときに、また話が変わったらしい。 1ヶ月のランニングコスト1000万円用意して、引き継いでからも現社長に毎月50万払って欲しいとのこと。
今回、獣医師会の懇親会で、霧島に行ったついでに、また社長宅に寄って、詳しく話をお聞きした。
現在ある現金すべて引き上げるので、ゼロスタートで始めてほしいとの事。 いわば会長給与とでも言う名目なのか、現社長に毎月50万の給与が欲しいとのこと。
現在、社長給与が80万円だそうで、さらに仲介にたってくれている友達の息子も雇ってくれるよう頼まれているので、 現社長に50万、息子さんに30万払ったら、我が家の収入はなくなる・・・??
すると、今現在、毎月利益が50万出ていて貯金しているとのこと。 そのお金を現社長に回せばそれで済むとのこと。 ただ、それまで貯まっている現金3000万円ほどは引き上げてしまうので、それは引き継ぐ我々が努力して、同じように利益を出すよう努力しないとならないらしい。
現在パートナーの勤務している養鶏会社の廃鶏を仕入れ、鳥刺しなどに加工している会社だ。 100円の鳥刺しパックなどが手頃で、パートナーは、私が留守のときなど、よく買ってきていたらしい。 しかし、最近は他のメーカーも同じようなパックを作っていて、なかなか厳しそうだ。 年商1億とのことだが、毎月50万円、1年600万円・・・払い続けなくてはならない・・というのは厳しいものがある。
「10年は続けて欲しい」とのことだから、6000万円期待しているのだろうか? 現在20周年とのことで、 「以前はもっと儲かった」 と豪語するのに、現金が3000万円しかないということは、毎月50万円貯金しても、時には設備投資などで、取り崩しているものと思われる。
健康に自信がなくなった・・・とのことで、てっきり、会社を閉めると従業員たちが困るだろうから、続けて欲しい・・・のか。 と思っていたが、結局はお金の問題だったのかも!?
「以前はもっと回してもらえたのが、最近は1ヶ月4000羽しか回してもらえない」 などともぼやいていた。 多分、我が家に美味しい話を聞かせて、もっと廃鶏をまわしてもらうのが目的だったのか?? いま、寒い冬に向かって、廃鶏も減ってるし、競争会社が増え、むしろこの会社にはもう、あまり回らなくなる方向にあるらしい。 我が家が継ぐとしたら、それは困るので、頼み込んでいたところだ。
「もし、鶏インフルエンザなどが発生したり、利益の出ないときがあったら、それはご相談に乗っていただけるのですか?」 聞くと、 「それは保険に入っているから大丈夫」 軽く話をそらされたが、食品はどんなことがあるかわからない。
パートナーと二人、家に帰ってからいろいろ相談して、やはり 断わることに決めた。 後で、後悔することになるかもしれない・・・。 事業をするというのは、ある意味ロマンがある。 でも、毎月50万円の紐がぶら下がっているのは、やはりしんどい!!
「この1年で、なんとか英語をものにするぞ」 パートナーは、そう言って、仕事に出かけた。 頑張れ~!!
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Monday, 01, Dec 07:35 | トラックバック(0) | コメント(0) | 鹿児島ア・ラ・カルト | 管理
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